5月25日(月)
読書の方はさっぱり進まずだが、【日本奇僧伝】というのは面白かった。有名な僧は知っていても、その人となりはほとんど知らない。その奇行にはユーモアさえ感じてしまう。
09-060 ★★★☆☆
【日本奇僧伝】 宮元啓一 著 ちくま文芸文庫
何気なく読んだ本であるが、これは面白かった。25人の僧のことが書いてある。昔の書物を分かりやすく解説して書いてあるので読みやすい。ここに紹介されている25人の僧、西行、空也くらいの名前しか知っていない。エピソード・人(僧)なりが読んでいてスゴク楽しい。こんなに僧が一杯いて、いろいろの逸話が残っているのか。
『異端の人』役小角、行基、陽勝、泰澄、行叡、教待、報恩、日蔵、蓮寂
『反骨の人』玄賓、性空、叡実、行巡、増賀、仁賀、西行
『隠逸の人』空也、教信、理満、千観、平等、桃水、東聖、徳一、行空
読書の方は、今年、ようやく60冊目だ。今年は極端に読むスピードが落ちてきた。以前は新刊書を読んでいて、かなりのペースで読めていたが、年代ものを読むと文章に深みがあるようでそれを汲み取っていくのに時間がかかるのか、読むのに時間がかかる。それにもまして、目が疲れてきたということも大きいのだが。
【日本奇僧伝】を読んだ訳ではないが、朝、昼と食事を取らずに、眠気と戦ったが、夕方にどっと眠気が生じてくる。この本にも睡眠時間が短時間でも脳の構造から可能みたいなものを書いてあったが、それにも修行が必要であり、そう簡単にいかないのを思い知った日でした。