5月27日(水)
今日のネット・ニュースに作家志望の青年・21歳の家族から芥川龍之介の小説指南の返書が見つかったという記事が載っている。当時(1919年)、忙しい中、手紙で指南している。芥川龍之介が27歳のときのようだ。先ごろ、小島政二郎【眼中の人】を読んだときに菊池寛の豪快さと芥川龍之介の緻密で義理固い面が紹介されていて、まさしく今回の一面も芥川龍之介の性格をよく現しているようだ。当時、返書をもらった21歳の青年は、どんな気持ちだったのか伺い知れないがどんなに気分が高揚したことだろう。昨日は、これといったこともなし日だけが過ぎていく。