6月24日(木)
膝が痛い。晴れていて蒸し暑くない。意を決してちひろ美術館へ。歩いている分には膝はおとなしいが、立ち上がるときの痛みは只者でない。ゆっくり、ゆっくりと歩く。意外と早く西武新宿線の電車が見えてくる。20分くらいでちひろ美術館に着く。ティコーナーでは、年配のご婦人たちが休憩されている。平日はこんな感じなのか
。「生誕100年 赤羽末吉展Ⅰ―絵本は舞台だ!―」を観賞する。絵本で『スーホの白い馬』などで独特なタッチの絵は知っているが、名前すら知らなかった。年譜に絵本の仕事は、五十歳になってからはじめられたことが書いてある。それ以前は、日本画家だったのか。全遺作約6900点のうち150点を展示か。1階、2階の展示コーナーを丹念に見て廻る。1階では、仕事場が再現されている。いわさきちひろの仕事場も再現されているので、見比べるのもいいかも。あんまり関係ないか。満洲、モンゴルにいたという関係か絵も大きく大胆な作りで大陸的な気がする。戦争が終わって、帰国してから、子供3人が立て続けて亡くなっている。そして、それから子供さん2人が出来ている。いわさきちひろは、本名が岩崎知弘か、結婚して松本知弘なのか。ちひろと知弘では文字にすればイメージが違うナー。2階の図書室で作家ごとに別れて並んでいる絵本を何冊か見る。1階のショップコーナーを覗いてから外に出る。上井草の駅から電車に乗る。各停なので、各車両に2,3名しか乗っていない。途中の駅で2回も通過待ちさせられる。高田馬場から日暮里へ。古書ほうろうに寄る。明るくて広くなった感じだ。店番のミカコさん、PCとにらめっこしていらっしゃた。谷中銀座を抜けて、夕焼けだんだんへ。平日の夕方、人通りが少ないのは暑さのせいか。古書信天翁に伺う。窓が多めなので明るい。受付・帳場、本棚の位置の並びが絶妙だ。美術書など大きめな本は、一定してないので大変だがうまく収められている。1階に目印の看板があると入り易くなるのかナー。往来堂のツートップさんたちとビールをご馳走になって帰る。