10月10日(祝・月)
朝四時ころになると眠たくなるが、今日は六時になってしまった。完全に何かが狂ってしまっている。通常、NHKの連ドラが始まる前に目を覚ます生活が続いているが、流石に、今日は十時過ぎになった。NHKの連ドラ「カーネーション」、主演の子供時代が短くて意外だった。主演の子供さん、もっと放映が長かったら話題になったろうにと思う。今のところ、「カーネーション」じゃなく「だんじり」の方が強い気がする。昼の「カーネーション」を見て支度して出かける。水道橋で降りて、《アンチヘブリンガン》へ。フリマーを覗いて、小物入れ、ジグザグに切れるハサミを購入する。善哉さんがいてくれて良かった。浅生ハルミンさん、石田千さんを紹介してもらうが、上手く挨拶できず情けない。社交べたですみません。善哉さんにビールまでご馳走になってしまった。石田千さんは、トークイベントで本にサインとそこに来ていらしゃった写真家の坂本真典さんにもサインももらったのは、もう三年くらい前なのか。《ふるほん日和》のチラシも店主さんに心よく置いて頂く。歩いて、《古書たなごころ》に行く。今日は、すんなり見つけることが出来た。ハヤカワ・ポケットミステリー文庫に棚二つが埋まっている。ここでも、社交へたで忙しいそうな店主さんに言葉をかけられず。神田神保町の
小宮山書店での「生誕110年 古書市の棚の木村伊兵衛 ヴィンテージプリント展」を観る。日本の写真家で、もっとも有名な写真家が木村伊兵衛である。モノクロの写真は、白がどう見えるのかが、写真の出来の判断だろうか。時代の場面場面を切り取った写真ばかりだ。麦わら帽子のクリーニング屋という職業があったのか。祝日だったのでお客さんが多いかと思ったが、ずっと一人で見ていた。一見、見ていても損はないだろう。販売もされていて、200万くらいの値段が付いていた。手も足も出ないので500円の図録を買う。
10月9日(日)
古書ほうろうに、昨日の一箱古本市の箱を預ってもらったので取りに行く。店内での
イラスト展「こまものやさんからのお便り」を観る。演出にも工夫されていて楽しい。天野さんの夢の小宇宙が繰り広がっている。アルバムに収められれている写真には驚く、アフガンの少女たちの目が生き生きと輝いている。戰爭とか、紛争とか、子供には関係ないのだ。天野さんの頭の中では、この二つが繋がっているように思える。へび道通りに移転して来た
《古書バンゴブックス》を見に行く。古めの本が目に付く
。「古本本屋ツアー・イン・ジャパン」には、こう紹介されていた。この時は、準備中だったようだが、今日も奥には整理されない本が積んであった。説明通り、動植物の本が多い。内田清之助、中西悟堂の鳥・野鳥の本が。古い本が多いので古書組合に入られているのだろうか。へび道も、休日だったから、かなりのお客さんが歩いていた。《不思議》さんにも寄って長居をしてしまう。模様替えになっていて、売り場が広く、壁面が多くなっていた。常連さんが、次から次へと、店主さんとの会話を楽しみに来ている感じもするが。『古本は売れなくなった』と言う会話が、いつも会うと頭に残ってしまう。店内の昭和の品々を見ていると、何かが古くて新しくも見えるから不思議だ。古書ほうろうに戻って、箱を取って帰る。後から、その時、店内に天野さんがいた事を知ってガッカリ。挨拶できたのにと。