1月31日(火)
銀行に寄る。月末なので混んでいる。用事済ませて、ガード下を歩いてダイソーへ。ここへの距離が長くて、探しているものが無い時、ガックリとしてしまうが、今日は並んでいた。シール剥がし用に5本買う。ここから荻窪駅までが遠く感じる。いつも通っていないから余計にそんな気持ちになってしまうのか。ちょっと(ブ)を眺めて、メトロで赤坂見附乗り換えで京橋へ。掲示されていた地図を見て地上に上がったら直ぐにフィルムセンターがあった。フィルムセンターには初めて来た。時間があるので7Fで[日本の映画ポスター芸術]展を見る
。[日本映画の歴史]展と一緒になっている。時代と共に急速に映画技術が向上していく様がわかる
。[日本の映画ポスター芸術]展の実物のポスターがいい、眺めてうっとりするものが何点もあった。チケットを買う時、『見る価値はありますか』と聞いたのが恥ずかしい。先日亡くなった石岡瑛子さんのものもあった。1階に降りて、並んで開場時間を待つ。ほとんどが老人ばかりだ。開演時間が迫って来る頃には、満席になる。横に座ったベレー帽をかぶった芸術家風な人が『清水宏って、こんなに人気があるのか』と言っていた。
何かに書いてあったが「とほほな貧乏物語をほのぼの描く」、まったくその通りの映画『もぐら横丁』だった。映画、そのものより、こんな時代・時期もあったのが描かれているのがいい。ユーモア的に撮っているんだろうが。芥川賞が決まったとき、嫁さんが指を咥えて泣くシーンがあるが、こんな仕草を初めて見た。マイクの前で歌をシーンでえらく歌がうまいと思っていたら、島崎雪子さんってシャンソン歌手でもあったのか。作家30歳、妻19歳か、そんな感じくもないが、妻が明るいのがいいねー。檀一雄、林芙美子か。帰り、声を掛けてくれる人がいた。Yさんだった。映画の余韻のまま二人でお茶する。Yさんは、映画の前に
新宿区歴史博物館で『平塚運一と落合の版画家』展を見てきたのだと言う
。[ 落合文士村]と言うのがあったのか。時期がどうか分からないが映画と繋がらないのか。楽しいお茶だった。帰り、銀座を歩いてメトロで帰る。
ナンダロウアヤシゲな日々:《もぐら横丁》の幸福
http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20120129