4月2日(月)
株の格言では、『二日新甫は荒れる』というのがあるが、この四月がどうなることか。吉祥寺までいく前、郵便局に寄ったら丁寧なことで頭が下がる思いだ。この郵便局はいいナー。歩きながら、昨日の吉本隆明のことを思っていたら、何故だか、熊本弁の「かんなし」という言葉が浮かんできた。「かんなし」とは、「いき過ぎた行動」「物事の加減をしらない人」という意味のことが出ていた。大方合っているが、ちょっとニュアンスが違うような気もする。『何ちゃんは、かんなしだけん』、「物事の後先を考えずに行動すること」とも違うか。下記の行動も『吉本隆明は、かんなしだけん』ということになるのでは。
島尾敏雄【南島通信】潮出版社、「吉本隆明の事」を読む。島尾敏雄が妻と奄美大島に向かう横浜港に庄野潤三、阿川弘之、安岡章太郎、奥野健男、武井昭夫と吉本隆明が見送りに来ていて、テープが甲板に届かないので、吉本隆明が船腹までロープをよじ登ってきたことが書かれている。こんなことは九州人しか出来ないだろう。九州の血が流れているのか。
喉が痛い。(ブ)に寄って、家族連れがウヨウヨいる。子供の甲高い声がソグワナイ。星新一【悪魔のいる天国】早川文庫、帯付き、初版本が見つかる。装幀、挿画が真鍋博だ。出て、久しぶりによみた屋に行ってみる。店頭均一に人が多い。以前より変わっていた、私の見た目にだが、当然いい方向に。文庫棚より、1冊、50-だったので4冊を選んで買う。店内も回遊する。レジ前に、不忍BS・一箱古本市のチラシ・MAPが1部だけ置いてあった。誰か、助っ人さんが持って来たのだろう。電車に乗って、阿佐ヶ谷へ。コンコ堂へ。不忍BS・一箱古本市のチラシ・MAPを置いてもらう。奥さんと相生でのトークの状況の話などする。100均より菊地康雄【菊地康雄詩集・近日鮎】現文社を購入。菊地康雄のことを後で調べるが記事が少ない。jyunku氏のブログが一番詳しく載っていた。阿佐ヶ谷から荻窪を通って歩いて帰る。
jyunku氏のブログ:木山捷平と菊地康雄
http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20120111