6月6日(金)
[メモ]
◇梅雨入り、雨の一日、お客さん少なし。
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夏目鏡子・松岡譲筆録【漱石の思い出】角川文庫
◇小説を書き始めるまでは、長年夏目の癖として、夜寝床の中に入る時に、うんとこさ読みもしない本を枕もとへ持ち込むのが毎夜のことでした。分厚な洋書を一冊きりならまだしも、略(本文より)
新田次郎【つぶやき岩の秘密】新潮文庫
◇山岳小説の巨人が遺したたった一篇だけの少年小説に、不思議な温かさを感じるのはすべて、この大人たちのありようのためだ。つづく
つづき ◇ 嶮しく聳え立つ大自然に立ち向かう、小さなしかし勇気ある人間たちを描いた作家は、この作品で、子供が大人になるために必要な時間と特別な経験を、主人公を見守るようにして書いたのに違いない。つづく
新田次郎【小説に書けなかった自伝】新潮文庫
◇安月給の生活苦。略。しかし、何をどう書けばいいのかまるでわからない。なくされた原稿、冷たい編集者、山岳小説というレッテル、職場での皮肉。フルタイムで働きながら、書くことの艱難辛苦…。
《むつぞーさんの読感》
青崎有吾【風ヶ丘五十円玉祭りの謎】東京創元社