夕方から映画を見に行く。
雨予報だが降らずだった。
*ある子供
L’ENFANT フランス映画
盗みを働き、その日暮しをしている20歳のブリュノと18歳の恋人ソニア。ある日2人の間に子供が生まれたが、その子を売ってしまうブリュノ…。涙も、働く汗も、本当の愛も、命の重ささえ「知らない」ブリュノ。辛い、むき出しの現実の中にも命(希望)が息づいていることを証明したダルデンヌ兄弟の傑作!!
ちょっと残酷な作品である。
人間というのは、つらい現実を知らないと本当の愛・人生は味わえないということ。
*歓びを歌にのせて
AS IT IS IN HEAVEN スウェーデン映画
人気絶頂にあった指揮者ダニエル・グレウスは、過労のため倒れ、一線を退き、スウェーデンの寒村に引っ込んだが、村の聖歌隊の指揮を頼まれて…。人間が生きるということと音楽との密なる絆をうたいあげた稀有な感動作!!
これは、良い映画だった。
有名なシンガーが音楽で戦争はなくならないが、人間の心は開かれる
と言ったのを覚えている。
そんな感じの映画だった。
歌を歌うということは、人間をさらけ出すこと。
【ブラス】という映画も良かったが、音楽の盛り上がりが何とも良い。
この映画もエンディングが流れても席を立つ人は一人もいなかった。
こういう現象は一年に何回もない、それほど観客を惹きつける映画なのだ。