9月9日(水)
起きたら、ちじこまって寝ている。布団の方々に物が占領しているためだ。小布施では畳の上に布団を敷いて寝たわけだが、目覚めたら、やはりちじこまって寝ていた。どうも長年の習性か。小布施では、2時半ごろから鶏が『コケコッコー』と鳴き出し、それも2時間おきに鳴いているのにはまいった。でも、次に日には7時過ぎに鳴き出した。鶏にも日曜日がわかるのか。朝、電車に乗ったら、どうもおかしい。乗り入りしている東西線の事故の影響だ。夜のニュースでは大々的に取上げていたが、朝のニュースではどうだったか。中央線に乗り移るわけでなく、総武線に乗っていく。30分送れ。四谷で降りて、番町小学校の前を通ったら、全校生徒で運動会の予行練習をしている。『フレー、フレー赤組』『フレフレ赤組』『フレー、フレー白組』『フレフレ白組』。応援練習のようだ。応援の声がビルの間にこだましていた。 #
by nisiogikubo2005
| 2009-09-10 09:01
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9月8日(火) 眼科へ、薬をもらいに行く。一時に来客予定と思っていたが、11時だった。思ったより眼科が混んでいた。来客者を1時間くらい待たせてしまった。まあ、気心が知れている人でよかった。いやー、待っている間にじっくり本が読めました、と言ってもらえた。西村京太郎の文庫は、ほとんど読んでしまったと言っていた。春の不忍ブックストリートの一箱古本市にも来てくれて、こんどの秋も散策しながら行きますよ、と言ってくれた。帰り、<ブ>に寄ったら、香月泰男【画家のことば】新潮社があったので買う。よく見たら、ローマ字でサインが書いてあった。香月泰男さんの息子さんを知っている人から、いろいろ話しを聞いたことがあるので、この本は有難い。いつも駅から住宅街の道で帰るが、今日は表通りを歩いて帰る。出来たばかりのスーパーがもう閉店のお知らせの張り紙がしてあった。ちょっと通らないうちにどんどん変っていく。 写真は、小布施の町角に建っていた大きなモニュメント。 #
by nisiogikubo2005
| 2009-09-09 08:17
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by nisiogikubo2005
| 2009-09-08 09:09
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9月4日(金) 八王子でドンベーさんに拾ってもらって、車で長野の小布施を目指す。途中のインターで休憩して昼食、ドンベーkさんの特性おにぎりと沖縄そばを食べる。群馬、長野では山特有な霧で前が見えない状態だ。初めて、色づいたりんごがたわわに実っている現場を見た。これだけ見ただけでちょっと感激した。順調に宿のユースについて休憩して、ユースで推薦された居酒屋へ。ドンベーkさんの友人2人が駆けつけてくれて、おおいに盛り上がる。まるごと生きゃべつ、おざぶとんなど地元ではポピュラーな品か、美味しかった。おざぶとんとは、とうふの上に掻き揚げが乗っているものだった。門限を心配して、居酒屋の人が帰った方がいいですよ、と言ってくれた。ユースに帰って、風呂を浴びて寝る。 9月5日(土) ユースで朝食、3組、ひとりで来ていた女性が展覧会を見に小布施に来たとのこと。後で聞いたら、東京の練馬から来ていて、西荻の音羽館にも本を買ったり、売ったりしていると話しを聞いて、世間は狭いと思う。この人、一箱古本市にも顔を出してくれた。町の図書館の前で一箱古本市。参加者は20組くらいだろうか。ナンダロウさん初め、東京組が何組か、千葉からも、長野からも来ていた。お客さんの方は、さっぱりであったが、のんびりした感じが田舎の風情だった。岡崎さんや、谷中で出されているIさんも来てくださった。追分コロニーさんも参加されていて、話すことが出来た。小布施は観光に力を入れているようで、そういう場所はモノスゴイ人出だ。観光バスが何台も停まっていた。地元の人が、3時までが観光客で、5時までが地元で、8時には店が閉まってしまうと、言っていた。ちらほらお客さんが見えるが、うーん。夜、駅の中での交流会、ドンベー夫妻のなり染めにナンダロウさんが関わっていた話題で盛り上がった。地元の人は、これを定期的にやりたいようで何事も前向きだった。後半は、ジャズの演奏を聞いた。途中でユースに帰って風呂を浴びて寝る。 9月6日(日) 一箱古本市、出店数が土曜日の半減でまったりした感じだ。昨日も天気がいいが、今日もよく、何しろ暑い。朝、町の放送でこのことが流れて、それを聞いたという人が何人か来ていた。若い人たちはさっぱりで、子供連れの人が多い。後は、年配の人。本は昨日より売れた。出店している人が買ってくれた。これはどの一箱古本市でも同じか。新しく建った図書館を一回り、若い人たちがテーブルで勉強していた。これはどこでも見る光景。子供が多い。結構混んでいる感じだが、この人たちが一箱古本市を見てくれたらと思うが、馴染みがないのか、見ていってくれる人が少なかった。昼、ナンダロウさんと昨日はトンカツ屋、今日は蕎麦屋で食べる。付け出しで出た山盛りのきゅうりの浅漬けが美味しかった。食事のあと、小布施ミュージアムの池田学展を見る。細かい線、インクで描いている。余程、忍耐さが要求されると思える作品だ。三時過ぎに出店を終了して、折角小布施に来たので、モンブランを食べることに。お客さんが一杯で2時間待ち、仕方なく店頭で買って、大きなパラソルの下で食べる。栗の味が濃厚で美味い。ドンベーさんの車で一路、東京へ。途中、渋滞が何度も、何度も。下仁田、この辺が塩山さんのところかなど話しながら。豊田駅まで車で送ってもらう。一人で運転した、ドンベーkさんご苦労さまでした、そして、ドンベーさんたちには大変お世話になりました。家に11時過ぎに、長い一日でした。 #
by nisiogikubo2005
| 2009-09-08 07:22
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9月3日(木) 帰り、日高屋でバクダン定食を食べて、身体の内部から温度を上げようと試みるが左程効果がなかった。夏場は、汗がびっしりと掻いたいたのに。隣りのテーブルで小さい子供がお子様ラーメンを頼んで、まだ食べ足り無い様子。お母さんが、だから言ったじゃないの違うのにしたらと、もう選ばせないから、としきりに言っている。小布施にどんな本を持っていくか、まだ迷っている。明日、朝やろう。 茨木のり子の詩が好きだ。 自分の感受性くらい ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて 気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか 苛立つのを 近親のせいにはするな なにもかも下手だったのはわたくし 初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな そもそもが ひよわな志しにすぎなかった 駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ わたしが一番きれいだったとき わたしが一番きれいだったとき 街々はがらがらと崩れていって とんでもないところから 青空なんかが見えたりした わたしが一番きれいだったとき まわりの人達が沢山死んだ 工場で 海で 名もない島で わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった わたしが一番きれいだったとき 誰もやさしい贈り物を捧げてはくれなかった 男たちは挙手の礼しか知らなくて きれいな眼差だけを残し皆(みな)発っていった わたしが一番きれいだったとき わたしの頭はからっぽで わたしの心はかたくなで 手足ばかりが栗色に光った わたしが一番きれいだったとき わたしの国は戦争で負けた そんな馬鹿なことってあるものか ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた わたしが一番きれいだったとき ラジオからはジャズが溢れた 禁煙を破ったときのようにくらくらしながら わたしは異国の甘い音楽をむさぼった わたしが一番きれいだったとき わたしはとてもふしあわせ わたしはとてもとんちんかん わたしはめっぽうさびしかった だから決めた できれば長生きすることに 年とってから凄く美しい絵を描いた フランスのルオー爺さんのように ね #
by nisiogikubo2005
| 2009-09-03 23:56
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