10月2日(金)
帰り、残業して荻窪で降りて<ブ>に寄る。棚をブラブラして見て廻ると背表紙に《東京人 特集「向田邦子 久世光彦 昭和の東京」》の文字が見えている。引き抜いて、パラパラとページを捲ると文章より写真が一杯載っている。その写真が眺めることが嬉しい雑誌だ。向田邦子と言えば、昭和という代名詞みたいになってしまっている。向田が亡くなって8年目の今年は、生誕80年という、もっと若いのかと思ったが。「女性の日常から見た昭和」を描き続けた人でもある。観察力・感覚力はスゴイものがあるのを感じる。久世光彦、《「七人の孫」「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」》のテレビの演出家と知っていたが、エッセイなどの本を読み出してから、より知った人だ。エッセイ本に住んでいた阿佐ヶ谷がたくさん出てくるのがいい、ある程度知っているので。久
世光彦展も世田谷文学館で始まっている。これは行って見たい。音羽に寄ったら、店主さんから表紙のデザインがいい《日本の古本屋博》のチラシを頂く。会社は忙しく、体調もよくない、それでも一日は過ぎてゆく。