11月18日(木)
【メモ】
夕方、川本三郎×片山杜秀のトークイベントを聞きに行きました。
その冒頭、昨日亡くなった黒岩比佐子さんの話がありました。
片山杜秀さんと黒岩比佐子さんは、読売新聞の書評担当されています。その読書委員会議などのことを。10月19日の会議にも出席されていて、17時から21痔まで長い時間でもしっかりされていた、ということです。これらのことは、片山杜秀さんが読売新聞に黒岩比佐子さんのことを書かれています。小泉今日子(書評委員)さんの舞台を見に行って楽屋を訪れられたことなども。川本三郎さんも黒岩比佐子さんの作品を書評されていて、こんなに資料をまとめられて書かれているのは、読んだら分かると発言されていた。これからというのにと。
今日のトークは、映画の話が少く、SPレコードのこと、指揮者のこと、演奏者は何歳が、奥泉光【シューマンの指】のことなど。
【古書ほうろうさんからのメモ】
「続々・偏愛談義」備忘録 1 フランツ・リスト好きの猫が出てくる、ロアルド・ダールの短篇の話。BBCのTVドラマ・シリーズが日本でもDVDで入手可能で、川本さん曰く「全作品面白い」。http://bit.ly/c9FTdS ←これですね。『ロアルド・ダール劇場 予期せぬ出来事』
「続々・偏愛談義」備忘録 2 朝比奈隆の話題。お父さんは土木技術者でイギリスのフォース鉄道橋の建築に関わっている(渡邊嘉一)。「フォース橋は、ヒッチコックの『三十九夜』に出てくるんですよ」と笑顔で語る川本さん。その後、片山さんによる「ビジネスマン朝比奈隆」についてのレクチャー。
「続々・偏愛談義」備忘録 3 小山実稚恵にご執心の川本さんが、片山さんに贔屓の女性演奏家を尋ねる一幕。「妻が女性演奏家なので」と苦笑しながら片山さんが挙げたのは、イザベル・ファウスト。「ムターより上ですか?」「上です」。CDのレーベルは、ハルモニア・ムンディ。メモを取る川本さん。
「続々・偏愛談義」備忘録 3(補遺) 片山さんのイザベル・ファウスト賛。「なかでも、アンドレ・ジョリヴェのヴァイオリン協奏曲を弾いたもの。ああいうほとんどの人が演らない曲を取り上げること自体が素晴らしい」(大意)