6月24日(金)
蒸し暑い上にマンションのタイル貼りの補修工事をやっていて、その音がうるさくて部屋から退散して御茶ノ水へ向かうことにする。東京古書会館の「書窓展」、入って見たら珍しく、この展にしたらお客さんが極端に少ない気がする。その分、ゆっくり見られるが、今日はなかなかいい本に巡りあえず、二冊だけ購入する。Kさんを見かける、相変わらずテキパキとチェックされ手にドンドンと積み上げられていく、気持ちいいほどに。ちょっと盗み見たら、音楽関係の本が多かったのか。三省堂古書部が入っていたところが、古書かんたんむになっていたので覗いて見る。初回だったので、ただの偵察程度に廻って店を出る。コミガレ、タテキンと。タテキンで、2回目くらいに数冊購入する。ヒナタ屋でお茶休憩。何かの雑誌用に載る写真撮影が行われていた。店主さんに後ろ姿が写るがいいかと尋ねられる。載ったとしても、誰だかわからないだろう。この店の企画で、短冊に願いを書かさられる。単純な願いしか浮かばない。西村賢太【小銭をかぞえる】文春文庫を読み終える。下手に出て、あとで激昂するパターン、その繰り返しだが、作者の愚痴の心理にうまく付きあわせられる感じがいいのか。あと一冊くらい読んでやめようと決意するがどうなるか。帰りの車中、学生らしき若者がインドに行く話をしている。『インドの旅、冒険でしょう』と、旅の定義を語っていた。